岡力の「のぞき見雑記帳」

ドムドムハンバーガー

2018年4月23日

老舗ファストフード店の逆襲

昨年、リニューアルオープンした京橋店

 駅前の商業施設で幼少期からの友人と落ち合い無言で行きつけの飲食店に足を運ぶ。テーブルにつき、それぞれ注文したメニューを頬張ると童心に帰り思い出話に花を咲かせた。

 1970年に日本初のファストフード店として開業した「ドムドム」。創業時は、スーパーダイエーの飲食事業「株式会社ドムドム」が運営した。これまでなかった食文化は瞬く間にブームとなり、ダイエーグループの出店に合わせて店舗数を拡大。90年には日本全国で400店舗以上チェーン展開した。

 80年には同グループの「株式会社ウェンコ・ジャパン」がウェンディーズとドムドムの2事業を兼務し運営を行った。その後、ウェンディーズ事業の売却に伴い、ダイエーの子会社である「株式会社オレンジフードコート」が事業を承継したが、ダイエーグループの店舗数減少、不採算店舗の撤退により店舗数が減少した。

 しかし、2017年7月より株式会社レンブラントホールディングスが事業譲渡を受け、「株式会社ドムドムフードサービス」を設立。早々に新規出店や店舗リニューアルを仕掛けている。現在、関西では12店舗(内6店舗が大阪府内)が営業を行っている。

 これまでメインターゲットだった主婦層に加え、ボリュームのある商品も導入して若年層へもアプローチしている。また新商品に、だし巻き玉子をサンドした「手造り厚焼き玉子バーガー」、関西人が泣いて喜ぶ「お好み焼きバーガー」、4月から限定商品として販売されているインパクト抜群の「ドムフィッシュバーガー アジフライ」など、他にはない唯一無二のラインアップを発表。独自性を高め、差別化を進め、地域に根差したハンバーガー店として老舗の逆襲が始まる。

(コラムニスト)
 ■公式サイト https://domdomhamburger.com/topics/373.html