岡力の「のぞき見雑記帳」

『すみれスポーツ』

2021年3月1日

プロ野球選手も愛用する大阪ブランド

製品を前に魅力を語る吉田さん

 昨年10周年を迎えた『すみれスポーツ』は、希少性の高い野球用品が豊富にそろうお店である。「地元で仏壇、仏具を販売する『すみれ堂』が親会社です。社内で趣味として始めた野球チームがきっかけで新規事業を立ち上げました」。そう語るのは店長の吉田英樹さん。大阪市浪速区出身、中学まで野球をしていたが二つ年上になる清原、桑田世代の活躍をテレビで見て「これは無理やな…」とプロ野球選手になる夢を断念した。

 長らくグラウンドから遠ざかっていたが、社内の草野球で熱が高まり豊富な知識を得るようになった。「これやったらいける」とオーナーに話を持ち掛け、満を持して設立した『すみれスポーツオリジナルSSブランド』。現在、日本各地にいる名工と連携し、問屋を挟まず安価で良質な商品提供を行っている。

 店内に陳列されているグラブ、バット、スパイク、ウエアはオーダーメードを中心に販売。カラーバリエーション豊富で幅広いスペックは大人心をくすぐる。

 また、最近ではSNSの影響もあり遠方からも多くのアマチュア選手が通うようになった。「おかげさまで学生のお客さまも増えてきました。今後の目標としては地元の子どもたちにもっと使ってほしいですね」と抱負を語る。

 取材中、店内に飾られている『東京ヤクルトスワローズ』のカレンダーが気になり話を聞くと「実は息子が入団しまして…」と衝撃の発言。地元の強豪・大冠高校でエースとして活躍し、日本体育大学を経て2019年にドラフト2位で指名された吉田大喜選手。学生時代から父親のグラブでマウンドに立ち2020年8月7日の横浜DeNA戦(明治神宮球場)では見事プロ初勝利を挙げた。

 親子でつかんだ夢の実現。これからも野球を愛する人々に製品を介して寄り添っていく。

(コラムニスト)
 ■すみれスポーツ
 大阪府茨木市南春日丘2の9の20、電話072(665)6710、営業時間は午後1時〜同8時(水、土、日は午前11時〜午後6時)、不定休(※休みはホームページhttp://s−sports.jp/に記載)。


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