岡力の「のぞき見雑記帳」

『まぜそば をかし』オーナー樋野慶丈さん

2021年6月21日

駅前探訪グルメ「台湾まぜそば」とは?

 JR吹田駅前の商店街で買い物帰りに立ち寄った一軒のお店。先月オープンした『まぜそば をかし』は、ちまたで話題の「台湾まぜそば」を専門に扱う。かいわいでは数年前から「アジア」をテーマにしたフードフェスティバルにも力を入れており、各国料理を提供する飲食店も数多く点在している。

 「ラーメンが好きで1年くらい前から準備しました」。そう語るのは、オーナーの樋野慶丈さん。仕事と両立しながら飲食店アルバイトで経験を積み4年前に念願の「鉄板グリル をかし」を開業した。繁華街から少し離れた場所に店舗を構えたが口コミで話題となり、お客さまにも恵まれた。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け自粛の日々が続いた。「お酒が出せないと居酒屋は厳しい…」。経営の傍らラーメン店での修業を決意。そこで「まぜそば」と出合い2店舗目を手掛けた。名称に「台湾」と付くが発祥は「名古屋」と言われている。本家は甘辛い味付けが特徴だが、関西風味はそれと異なる。

 同店では乾物、唐辛子を入れることで独自のうま味と辛みを併せ持つ特製しょうゆダレを使用。そこにニンニクやショウガを入れた甘めのミンチを絡めることで、大きな味の振り幅を実現している。

 気になる食べ方だが、麺と具材を混ぜながら卓上の調味料で自分好みに調える。それを一心不乱にすすった後も楽しみは続く。残ったタレに「追い飯」を投入しレンゲでかき混ぜる。ニラやミンチが程よく絡み、これで絶品の「シメごはん」が完成する。また、注文時に提供される「ヤッターメン」(駄菓子)は味の変化を楽しむのに最適なツールだ。包装シールをめくって当たりが出ると値引きやトッピングのサービスまである。

 「ここ最近、他府県からの人も増えています。若い世代に足を運んでいただきもっと駅前の経済を盛り上げてほしいですね」。さまざまなサプライズで身も心も満たされ童心に帰ることができた。(コラムニスト)

 ■『まぜそば をかし』 大阪府吹田市朝日町14の1、営業時間午前11時半〜午後3時、同5時半〜同11時、木曜定休


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