岡力の「のぞき見雑記帳」

『おいしいラーメン 神座の日』

2021年7月18日

ミナミで噂される数々の伝説に迫る!!

フレンチ薫るあっさりしたしょうゆラーメン

 本日7月19日は、一般社団法人『日本記念日委員会』に正式登録される『おいしいラーメン 神座(かむくら)の日』である。言わずもがなのラーメン店である『どうとんぼり神座』は、1986年7月19日に1号店を道頓堀で開業した。路地裏の4坪9席の狭小店舗だったが、これまでの常識を覆す唯一無二の一杯は瞬く間に話題となり、その味を求めて長蛇の列ができた。

 昔から一番偉い人が座る「上座」。そういう気持ちを込めてお客さまの座る場所を「神座」とネーミングした。神座と言えば門外不出の秘伝スープが有名だ。しかし、そのレシピは日本全国で59店舗展開する現在も会長をはじめ一部の役員しか知らない。

 創業時、会長の試作に対して社長が言った感想がメニュー名に由来する『おいしいラーメン』。当時と変わらぬ味の安定供給をするためにさまざまな取り組みがなされている。白菜やチャーシューに使用される豚肉は信頼のおける契約先から仕入れる。どの店舗へ行ってもピカピカの店内。「おいしい料理はきれいな所からしか生まれない」をモットーに徹底した衛生管理、そしてもちろんコロナ対策も行われている。

 従業員は5段階のチーフで役職が色分けされており、トップは赤色を着用している。最大の特徴は『スープソムリエ制度』と呼ばれる社内資格。不定期に行われるテストでは時間内での調理提供、味見の所作、盛り付けなど細分化された工程を正確にクリアしなければいけない。資格はスキルによって3段階に分かれており、技能手当や時給などの報酬面にも反映される。90年以降も「千日前店」「心斎橋店」とミナミの地で開店を重ね、先月26日にはオシャレな空間で堪能できる「心斎橋長堀店」がオープンした。

 運営する株式会社理想実業・広報の二本木勇作さんは「これからも出店を増やし皆さまに食べていただける機会、環境を整えてまいります」と抱負を語った。こだわりの一杯で活気あるミナミの景色がよみがえる日も近い。

(コラムニスト)
 ■どうとんぼり神座「心斎橋長堀店」 大阪市中央区心斎橋筋1丁目10の1 心斎橋タワービル1階。営業時間は午前10時〜午後11時半(ラストオーダー同11時)


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