第13回 全国公募書道展「放哉を書く」展覧会

◆会期 ※会期が変更となりました
2020年11月5日(木)〜8日(日)
10時〜17時(11月8日(日)は15時まで)

◆会場 ※会場が変更となりました
とりぎん文化会館(鳥取市尚徳町101-5 TEL:0857-21-8700)
ギャラリー集(鳥取市川端1-104 TEL0857-26-6156)
宝林堂ギャラリー(鳥取市二階町2-117 TEL0857-22-5006)

◆展示作品
一般、高校、色紙の3部門の入選作品と書家たちの招待作品計300点
◆表彰式イベント
11月7日(土)
とりぎん文化会館 フリースペース
12:30〜 高校生書道パフォーマンス(八頭、鳥取東、鳥取城北)
13:30〜 表彰式

◆問い合わせ
TEL090-3635-2843(担当・岡村)

主催 放哉の会、新日本海新聞社
入賞者決まる
尾崎 放哉(おさき・ほうさい=本名・秀雄)1885〜1926年
 鳥取市の旧士族の家に生まれる。鳥取一中から一高に進み帝大法科卒。保険業界で10年ほど働くが、体調を崩し退職。妻・馨との別居などもあり、俳句仲間の井上一二を頼って小豆島へ。約8カ月後の1926年4月7日死去。
 俳句は一高時代に荻原井泉水と出会ったのがきっかけで、作品作りに没頭。俳誌ホトトギスにも掲載され、自由律俳句で注目された。研ぎ澄まされた言葉が、現代人の共感を得ている。

大賞(一般の部)は小畑さん(倉吉) 高校の部は小屋本さん(鳥取城北)

 第13回全国公募書道展「放哉(ほうさい)を書く」(放哉の会、新日本海新聞社主催)の審査会が8日、鳥取市内で開かれ、最高賞となる放哉大賞・鳥取県知事賞に、一般の部は倉吉市福庭町1丁目の小畑梨奈さん(22)の「昼だけある茶屋で客がうたってる」、高校の部は鳥取城北高3年の小屋本菜々さん(17)の「島の女のはだしにはだしでよりそふ」が選ばれた。

 鳥取市出身で自由律俳句の代表的俳人、尾崎放哉の句を題材にした書道作品を全国から公募。今回は一般の部に159点、高校の部に67点、色紙の部に20点の応募があった。日本詩文書作家協会の石飛博光常任顧問や独立書人団参事の柴山抱海氏ら7人が審査した。

 準大賞・鳥取市長賞には、一般の部は岩美町本庄の言水さつき(雅号、言水抱泉)さん(44)、高校の部は八頭高3年の波多野愛佳さん(18)、色紙の部の最高賞となる新日本海新聞社社主賞には琴浦町徳万の藤井桂子(雅号、藤井琴亭)さん(74)が選ばれた。

 入賞作品は11月4〜7日に鳥取市のとりぎん文化会館など同市内の4カ所で展示する。表彰式は11月7日に同会館で行われる。(西田周平)


一般の部で大賞に選ばれた小畑梨奈さんの作品「昼だけある茶屋で客がうたってる」

高校の部で大賞に選ばれた小屋本菜々さんの作品「島の女のはだしにはだしでよりそふ」

斬新、挑戦作も多く 高レベルの作品そろう

作品を見比べて評価する審査員ら=8日、鳥取市末広温泉町の白兎会館

 8日に鳥取市内で開かれた第13回全国公募書道展「放哉を書く」の審査会では、審査員が線の太さや濃さなどの工夫による表現力、個性や句への理解力などを評価した。「構成が斬新」「チャレンジ作品多い」などと高レベルの作品ぞろいだった。

 審査したのは、日本詩文書作家協会の石飛博光常任顧問や独立書人団参事の柴山抱海氏ら7人。作品を横1列に並べて見比べ、各賞の受賞者を決めた。石飛常任顧問は新型コロナウイルスの影響を考慮し、タブレットを使ったリモートで審査に参加した。

 一般の部で大賞に選ばれた倉吉市福庭町1丁目の小畑梨奈さん(22)の作品について、石飛常任顧問は「句の途中で行を変え立体的に見せる構成は斬新で立派。圧倒される魅力的な作品だった」と講評。高校の部大賞の鳥取城北高3年、小屋本菜々さん(17)の作品については「文字のゆがみや線の太さ、強弱で書き手の動きを感じられた。表現力にたけた作品が多い中で審査員の目を引く作品だった」と絶賛した。

 柴山氏は「作品のレベルは毎年上がっており、高校生も大人も新しいものにチャレンジした作品が多かった。今後も放哉の句を通じて新しい作品が出てくること期待したい」と話した。

(西田周平)

公募書道展「放哉を書く」入賞者

【一般の部】
▽放哉大賞(県知事賞)=小畑 梨奈(倉吉市)
▽放哉準大賞(市長賞)=言水さつき(岩美町)
▽新日本海新聞社主賞=岩田 輝代(鳥取市)
▽鳥取県議会議長賞=森木 夢羽(東京都小平市)
▽鳥取市議会議長賞=細谷 孝之(埼玉県入間郡)
▽鳥取商工会議所会頭賞=北窓 妙子(倉吉市)
▽鳥取県文化団体連合会長賞=松本美由紀(鳥取市)
▽鳥取市文化団体協議会会長賞=神波 慧子(湯梨浜町)
▽鳥取市社会教育事業団理事長賞=音田 晃江(鳥取市)
▽鳥取市文化財団理事長賞=河田 桂吾(鳥取市)
▽因幡因州和紙共同組合代表理事賞=谷口真理子(鳥取市)
▽鳥取民藝美術館館長賞=石原 敬子(岩美町)
▽美術の杜社賞=澤田 明美(八頭町)
▽宝林堂社長賞=岡村 寿子(鳥取市青谷町)
▽放哉賞=米村 郁子(鳥取市)
 西垣小夜子(鳥取市)
 松田 栄子(境港市)
 小谷佐知子(鳥取市)
▽日本海新聞社賞=宦@寛子(鳥取市)
 後藤 文平(米子市)
▽秀作=山田 美鈴(琴浦町)
 石破 美幸(鳥取市)
 佐伯 哲哉(米子市)
▽佳作=奈羅尾純子(八頭町)
 三木久美子(八頭町)
 加藤 真理(鳥取市用瀬町)
【高校の部】
▽放哉大賞(鳥取県知事賞)=小屋本 菜々(鳥取城北)
▽放哉準大賞(鳥取市長賞)=波多野愛佳(八頭)
▽新日本海新聞社主賞=浦林 ゆい(鳥取城北)
▽鳥取県議会議長賞=村上 奏(鳥取東)
▽鳥取県教育長賞=山根 果朋(鳥取城北)
▽鳥取市議会議長賞=佐藤萌々夏(鳥取城北)
▽鳥取市教育長賞=圓井 香琳(鳥取城北)
▽放哉賞=田村 結依(鳥取城北)
 向根 綾香(鳥取東)
 馬場友梨恵(鳥取東)
▽新日本海新聞社賞=小林 彩乃(鳥取城北)
 長谷川未侑(鳥取東)
▽秀作=渡邉みくり(沼津西)
 大槻 竜世(松山)
▽佳作=江谷 美咲(鳥取西)
 中井 琳月(鳥取東)
【色紙の部】
▽新日本海新聞社主賞=藤井 桂子(琴浦町)
▽放哉賞=北窓 妙子(倉吉市)
 米原 孝子(倉吉市)
▽新日本海新聞社賞=佐藤 一則(埼玉県鶴ヶ島市)
 長船しのぶ(大分県佐伯市)
▽秀作=伊井 進(東京都中野区)
▽佳作=山口 勝久(大分県佐伯市)
■「放哉の会」事務局
〒680-0841 鳥取県鳥取市吉方温泉3丁目701 鳥取市文化センター内TEL090-3635-2843(担当・岡村)