2021年6月15日 18:12

讃岐の風物詩「ゆる抜き」 田植えシーズン到来告げる

 国内最大級のため池、香川県まんのう町の満濃池で15日、水田に水を流すため水門を開放する「ゆる抜き」が行われた。初夏の風物詩として知られ、讃岐地方に田植えシーズンの到来を告げた。

 正午ごろに水門が開かれ、水が勢いよく噴き出した。新型コロナウイルス感染防止のため近くへの立ち入りを禁止し、見物客はまばら。満濃池土地改良区理事長の国重進さんは「大勢の人に来てほしいが、難しい」と残念そうに話した。

 「ゆる」は池の取水口をふさいでいた木製の栓で大正時代初めまでは大人数で抜いていた。現在の水門は電動式で、最大毎秒5トンの水が放流され、同県丸亀市などの水田に届けられる。