2021年8月3日 05:24

原爆ドーム工事の写真展示 「破壊を保存」挑んだ記録

 今年12月に世界遺産登録25年を迎える広島市の原爆ドーム。破壊されたままの姿を保存するという難工事に挑んだ元建設会社社員、二口正次郎さん=2019年に98歳で死去=が撮影した現場写真が、原爆資料館の新着資料展で展示されている。写真を寄贈した娘のとみゑさん(72)は「ドームが残る陰に、多くの人の努力があったことを知ってほしい」と話している。

 現場監督だった二口さんは、趣味のカメラで作業風景などを撮影し、他の人が撮ったものも含め約300枚をアルバムに整理していた。資料館では、壁面の亀裂に接着剤を注入する様子などを伝える31枚を展示。作業手順も紹介した。