2021年7月9日

土砂崩れ3人救助 倉吉、直撃の工場全壊

 鳥取県倉吉市大原の中山精工鳥取工場の裏山で8日午後3時ごろ、土砂崩れが発生し、鉄筋造りの同工場の1棟を直撃した。建物は大量の土砂に押しつぶされて全壊。建物内にいた3人が巻き込まれたが全員が無事だった。(7月9日20、21面に関連記事)

 土砂崩れがあったのは、同工場に接した東側の山の斜面。2016年の鳥取中部地震で幅40メートル、高さ30メートルにわたり表層部が崩れており、県が19年3月から斜面を保護する工事を施工。20年12月に完了していた。

 複数の関係者によると、崩落時、3人は建物内で休憩していた。午後3時ごろ、裏山の土砂が突然崩れて建物を押しつぶしたが、このうち2人は自力で脱出。45歳の男性従業員が流入した土砂に体の一部が埋まり、建物内に取り残されて動けなくなっていた。男性従業員は同6時半ごろ、無事に救出された。3人とも命に別条はない。

 倉吉市では7日から記録的な大雨となり、崩落当時は激しい雨が降っており、大雨警報(土砂災害、浸水害)と洪水警報が発令されていた。(取材班)