2021年9月21日

市川海老蔵さんインタビュー(下)10年目の節目に意義のある公演

 歌舞伎俳優の市川海老蔵さん主演による日本海新聞発刊45周年記念事業「秋の特別公演 古典への誘(いざな)い」の開演を前に、18日付本紙に引き続き、海老蔵さんの本公演にかける思いを聞いた。(聞き手は東京支社・西山恭平)

 -東京五輪開会式に出演されました。

 大変光栄なことです。世界中がコロナ禍と闘っている中で、国民全て、世界中が注目する舞台でした。開催することが正解なのか、そうではないのかなど、いろいろな人の反対もありました。やらなくてはいけないという人もいる中でそこに参加したということは複雑で、もろ手を挙げて喜べることではありませんでした。

 ただ、大事なことはお話をいただいたことに対して、素直に応じることです。日本の文化を少しでも世界や日本の方々にお目にかける機会をいただいたことは、歌舞伎俳優および日本伝統文化に携わる一人としてみれば大変役目の大きな仕事だったと思っています。

 -「古典への誘い」が10周年を迎えます。この10年で変化したこと、挑戦したいことは。

 特に変化はしてません。地域を離れられない方に伝統文化や歌舞伎、または市川海老蔵というものを見ていただくというような方向性は全く最初から変わっていません。

 ただ、本来なら襲名を終えて、市川団十郎白猿という名前になっていた場合もあるわけです。そうすると一区切りでやめていた可能性もあります。コロナ禍になって襲名も延期して、さまざまなことが起こっている中で今回、このような形でできたということはすごく意義のあることだと思います。

 初代市川団十郎が作ったものを代々引き継ぎ、それを今現在生きている私が演じることで、先人たちや先祖の知識を拝借しながらつながったということは10年の節目で襲名が延期されたからこそできることです。本当に意義があることだと思っています。

 -鳥取の皆さんへメッセージを。

 鳥取で公演を楽しみにしてくれている皆さんにお目にかかることを楽しみにしています。9月25日は、ぜひ会場へお越しください。


【開催概要】
■日時 9月25日(土)
昼公演/正午開演
夜公演/午後4時開演 
※開場はそれぞれ30分前
■会場 とりぎん文化会館梨花ホール(鳥取市尚徳町)
■料金 S席1万2千円、A席9千円 ※全席指定、未就学児入場不可、公演プログラム付き(当日配布)
■プレイガイド

 日本海新聞各本社、とりぎん文化会館、倉吉未来中心、アルテプラザ、日本海新聞オンラインチケット、グッドラック・プロモーション、WEBチケとっとり、ローソンチケット(Lコード61309)

■問い合わせ 電話0857(21)2885
日本海新聞ビジネス支援課

主  催/新日本海新聞社、グッドラック・プロモーション
特別共催/鳥取県文化振興財団
企  画/市川海老蔵
制  作/3Top
制作協力/全栄企画、ちあふる
協  力/松竹

 本公演は出演者らのPCR検査等、感染症対策を徹底して実施いたします。みなさまのご協力をお願いいたします。