2021年10月9日

オンライン学習プログラム活用 高校生が職場体験

 進路選択の参考にしてもらおうと、鳥取市などは高校生に特化したオンライン学習プログラムを生徒の職場体験(フィールドスタディー)に生かす取り組みを初めて行った。将来の地元定着やUターンにつなげる狙い。職場体験には6日に鳥取西高、8日に鳥取商業高の1年生が参加し、鳥取県東部の企業43社が受け入れに協力した。

 取り組みでは、就職情報大手のマイナビが提供する探求学習プログラム「locus(ローカス)」を活用。生徒たちはプログラムに沿って地域の課題に関して地元企業が果たしている役割などについて事前に学習し、職場体験に臨んだ。

 8日は鳥取商業高の生徒約150人が職場体験を行い、このうち井戸工事のタシマボーリング(鳥取市)には5人が訪問。岩美町大谷にある同社のサバ養殖施設で田島大介社長から事業について説明を受けた。

 田島社長は、同社の強みである井戸工事の技術を使って地下からくみ上げた海水でサバを育てていることを紹介。「サバの健康を保つため最高の水脈を選ぶなど、多くの人に『食べたい』と思ってもらえるようさまざまな工夫をしている」と説明した。

 生徒たちは水槽の掃除などの作業も体験。金山将大さん(16)は「大変な仕事だと思う。社長の話にあったように、将来のことも考えながら今は高校で精いっぱい学びたい」と話した。(中村宏)