2021年10月15日

原発稼働 必要性説く 杉村太蔵氏が講演

 中国電力セミナー「一緒に考えよう 地域と日本の未来 ~地域活性化とエネルギー問題~」(中国電力鳥取支社主催、新日本海新聞社共催)が13日夜、米子コンベンションセンターで開かれた。元衆院議員の杉村太蔵氏が講演し、約100人が日本のエネルギー問題や地方創生の取り組みについて理解を深めた。

 杉村氏は北海道旭川市出身。2005年9月の衆院選で最年少当選を果たし、労働問題を専門にニート、フリーターなど若年者雇用の環境改善に尽力。現在は実業家や投資家として活動している。

 講演では国のエネルギー政策に触れ、「再生可能エネルギーだけで全て賄えるのが理想だが、諸外国でできるから日本でも可能とは限らない」と指摘。平野部が少ない日本では「経済コストや安定供給の問題、環境への負荷を考えるとなかなか厳しいのでは」と懸念を示し、安全性を確保した上での原発稼働の必要性を説いた。

 地方創生の課題について「東京一極集中が進み、地方の衰退を肌で感じる」とし、活性化には企業数、雇用数、税収の成長が重要と強調。北海道の音威子府村で展開した企業版ベーシックインカムや、旭川市の商店街で整備を進める文化発信拠点「旭川ここはれて」を紹介し「皆さんもぜひリーダーになって地域を活性化してほしい」と呼び掛けた。(平塚千遼)