2021年10月21日

宿泊療養者らにも医療用医薬品処方 県、体制構築へ

 鳥取県の平井伸治知事は20日、医師会や薬剤師会などと連携し、新型コロナウイルス感染症の宿泊・在宅療養者にも、医療用医薬品を処方する体制を整えると明らかにした。従来は法律の制約により市販薬でしか対応できなかったが、医師が必要と認めた場合に処方箋を発行し、協力薬局が療養施設へ届けるなどする。

 県によると、宿泊・在宅療養者のオンライン診療を行う医師が処方箋を発行すると、協力薬局が施設や自宅へ持参したり、施設の運営スタッフが受け取りに出向いて陽性者に届けたりする。県西部の一部では既に実施例があるが、全県に拡大し、夜間、休日にも対応可能な薬局も今後選定していくという。

 宿泊療養施設は医療施設ではないため、医療法によって医療用医薬品の保管ができない。流行の第6波に備え、入院以外の陽性者へのケアを拡充するため、県は医療関係団体に協力を依頼していた。

 同日の定例会見で平井知事は「(入院以外の陽性者に対する)医療的ケアを向上することで、不安感の解消にもつながる。病院と同じようなケアができる体制へ持っていきたい」と話した。(竹久祐樹)