2022年1月11日

鳥取市飲食店クラスター 第6波で県内初

 鳥取県は10日、鳥取市内の接待を伴う飲食店で利用客と従業員の計9人が感染し、県内29例目のクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。第6波でのクラスター発生は県内初で、感染力の強い新変異株「オミクロン株」の疑いがある。また、新たに14人が新型コロナウイルスに感染し、保健所管内別の内訳は鳥取市6人、倉吉2人、米子6人。県内での感染確認は7日連続で、累計の陽性者数は1752人となった。(1月11日21面に関連記事)

 クラスターが発生した鳥取市内の飲食店では、4日に同店を訪れた利用客7人と出勤していた従業員2人の陽性が判明。いずれもデルタ株のスクリーニング検査は陰性だったことからオミクロン株感染の疑いがあり、県はゲノム解析を進めている。

 同店では当時、利用客や従業員のマスク着用が徹底されておらず、換気も不十分だったという。6日から営業を停止。利用者全員の連絡先を把握していることから店名は公表しない。

 県と鳥取市が10日に開いた合同対策本部会議で平井伸治知事は「県内でも感染者の数が増え、病床の占有も高まっている。全員入院から、在宅や宿泊療養を併用する方式に移行できる準備を始める」との方針を示した。

 このほか、県内の感染状況を政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が示す「レベル2」に引き上げることや、11日から繁華街の飲食店を対象とした県職員による巡回点検を実施することを確認した。(西田周平)