2022年6月20日

神饌殿上棟祝い神事 工事成功、建物不朽祈る

 因幡一ノ宮として知られる鳥取市国府町宮下の宇倍神社で19日、拝殿の隣にある「神饌殿(しんせんでん)」の上棟を祝う神事が営まれた。紅白の綱を引き、棟木を上げる「曳(ひ)き綱の儀」など伝統儀式が執り行われ、参列者が工事の成功と、建物の不朽を祈った。

 神饌殿は神への供え物を準備、調理する建物。老朽化により、1884年完成の元の施設を取り壊し、新築工事を進めている。

 曳き綱の儀では神饌殿の棟木に結んだ綱を、神職や地元の氏子らがかけ声に合わせて引いて、安全を祈願。「槌(つち)打ちの儀」では、工事関係者が屋根に上り、永久に揺らぐことがないよう祈りを込めて、棟木を打ち込んだ。

 神饌殿は11月末完成予定。笛や太鼓を演奏する「神楽所」や、拝殿につながる廊下を新設する。金田祐季宮司は「立派な建物が建ち神さまに喜んでもらえれば、皆さまにも『おかげ』があり、因幡地域の発展にもつながる」と期待を寄せた。