2022年7月7日

鳥取県感染最多215人 山陰コロナ「第7波入り」

 鳥取県は6日、県内で新たに215人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの新規感染者数としては2月23日の211人を上回り、過去最多。鳥取県の平井伸治知事と島根県の丸山達也知事は同日、米子市内で両県知事会議を開き、両県で流行「第7波」に入ったとの認識で一致、危機感を強めた。

 鳥取県西部では感染経路不明者が増えており、県新型コロナウイルス感染症対策推進課は「職場、学校、家庭など地域内でウイルスが回っている傾向がある」と分析。基本的な感染対策の徹底と無料検査の活用を呼びかける。

 知事会議では、感染拡大を抑えるため新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA・5」などの感染事例や遺伝子情報の解析結果を共有し、医療提供体制の協力についても調整を始めることを確認した。

 平井知事は「両県は第7波にある。今後、明らかになる新しい変異株の特徴を両県で共有し対策を進化させなければならない」と強調。丸山知事も「緊張感を持たないといけない。大きな感染の波と受け止めている」と述べた。

 鳥取県西部で感染者が多い現状について丸山知事は「本県の感染拡大が鳥取県に影響を与えている」との認識を示しつつ、現状で移動制限や往来の自粛はしない考えを示した。平井知事も、鳥取県の病床使用率が1割に満たない現状を踏まえ「今の段階からお互いの往来を遮断するのは、かえって経済社会に対する打撃の方が大きくなり過ぎるのでは」との見解を示した。

 鳥取県内では、鳥取市の浜村小と米子市の事業所、高齢者福祉施設で感染者集団(クラスター)が発生。浜村小は3、4日両日で関係者8人、事業所は1~3日に従業員6人、高齢者福祉施設は1~5日に利用者と職員計9人が感染した。

 鳥取県内の累計感染者数は1万7440人となった。

新型コロナ感染状況(6日)

 【鳥取大】鳥取キャンパスの職員1人、米子キャンパスの職員4人。

 【鳥取県】県庁舎の職員2人、県東部の地方機関職員1人、県中部の地方機関職員2人、西部総合事務所の職員1人の計6人。いずれも不特定多数の県民と接する業務に従事していない。県立中央病院に勤務する職員1人。職場内に接触者はおらず、院内感染の恐れはないため通常診療を継続している。

 【新日本海新聞社】社員1人。保健所の指導に従い対応している。

 【米子市教委】湊山中で新たに2人、10日まで学年閉鎖。福生東小で新たに1人、6日まで学級閉鎖とした。福米西小、就将小、東山中、弓ケ浜中の一部学級は6日から再開。

 【境港市教委】誠道公民館で新たに関係者1人。7日から当面、休館とする。参院選の投票所となる10日午前7時~午後8時は開館。

 【大山町】本庁舎勤務の職員1人。通常通り業務を行っている。

 【大山町教委】大山きゃらぼく保育園で新たに関係者2人。引き続き休園する。

 【江府町教委】新たに子供の国保育園で1人、奥大山江府学園で5人。保育園は通常通り開所。同学園は一部の学級閉鎖を続ける。

 【鳥取県西部広域行政管理組合】事務局職員1人。通常通り業務を行っている。

 【中国電力】島根原発で社員1人、協力会社社員5人。三隅発電所で協力会社社員3人。発電所の運営に影響はない。