2022年8月3日

漁師町の朝、体感して 香美町移住体験ツアーを企画

 香美町と但馬漁協は、漁師町ならではの暮らしを移住希望者に体験してもらうユニークなツアーを共同企画した。「早起きは三文の徳ツアー」と銘打ち、早朝に香住漁港西港で行っている競りの見学や魚を使った朝食作りをする。地域の主力産業である漁業について理解を深めてもらう狙いだ。

 同町への移住定住を促進するために設置した「まちなか移住相談室」の相談員伊藤達巧さん(28)が、但馬漁協に企画を持ちかけて実現した。

 ツアーは午前7時ごろ開始。競りの様子を見学し、漁協職員から競りの仕組み、水揚げされた魚の種類などについて説明を受ける。

 その後は同漁協の直営店「遊魚館」で魚を購入し、レンタルスペースglass(香住区香住)内にある「まちなか移住相談室」で伊藤さんと共に朝食を作り、刺し身や炊き込みご飯、みそ汁などを味わう内容。希望があれば別途、町内の視察も行う。

 移住希望者と自治体をマッチングするウェブサイト「SMOUT(スマウト)」で参加者を募集。定員は4人まで。参加費は無料だが、魚は各自で購入する。

 企画立案に携わった同漁協の森歩さん(47)は「(漁港が)一番活気のある時間帯を見学してもらうことで、地区の特徴を深く知ってもらえる。町民との交流も生まれ、移住につながりやすくなると思う」と期待。伊藤さんは「ツアーを通じて古くから続く香美町の漁業や加工業に興味を持ち、移住のきっかけにしてもらえたらうれしい」と話している。

 同ツアーに関する問い合わせは電話0796(36)1962、町企画課。