2022年8月4日

鳥取県感染 初の800人台 BA・5急拡大 3日

 鳥取県は3日、県内で新たに851人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染者数としては7月27日の695人を150人以上上回り過去最多を更新。県内の累計感染者数は、重複していた2人の発生取り下げを含めて、3万567人となった。同15日に2万人を超えてから約20日間で3万人台に達した。換気不足などにより、新型コロナのオミクロン株の派生型「BA・5」が拡大しているとみられ、県と県内4市は「医療や社会経済へ重大な影響を及ぼしかねない」として、同日県庁で開いた対策本部会議で換気、盆時期の対策、共用物の消毒の徹底などを呼びかけた。(8月4日24面に関連記事)

 東部、西部地区の1日当たりの感染者数も過去最多となった。県内の累計感染者数は、20年4月の初確認から2年後の今年4月に累計1万人に。県内でオミクロン株派生型「BA・5」の感染が6月下旬に初確認されてから、ウイルスの置き換わりによる感染拡大が急加速。約3カ月後の7月15日には累計2万人となり、さらに約20日間の短期間で3万人の大台に乗った。

 全県にわたり高齢者の患者や医療、福祉施設での感染が相次ぎ、入院者数が増加し病床使用率が急上昇。2日時点で西部地区は51・7%となり、2日連続で県版コロナ警報特別警報レベルの5割を超えた。中部43・1%、東部31・6%と、3地区とも直近5日間で約15%上がっている。

 会議では保健所業務に遅れが生じないよう、県庁や市役所でコロナ対応に当たる職員の応援態勢の強化を確認。盆や大会、イベントなど人の往来による接触機会の増加が見込まれるとして、平井伸治知事は「状況は一進一退から一進二退、一進三退となり、ウイルスに押されている。基本的な感染対策を徹底してほしい」と呼びかけた。

 県内のクラスター(感染者集団)は3件発生した。鳥取市の高齢者福祉施設(13人)▽米子市の高齢者福祉施設(9人)▽同市の放課後児童クラブ(8人)。重症者はいない。

新型コロナ感染状況(3日)

 【鳥取大】鳥取キャンパスの学生8人、職員2人。米子キャンパスの学生1人、職員18人。

 【鳥取県】県庁舎の職員3人と、中部総合事務所の職員1人、県外で働く職員1人。県立中央病院の職員3人。業務は通常通り。

 【鳥取県教委】県庁第2庁舎の職員1人。東部地区の関係機関の職員1人。

 【鳥取県警】郡家署、倉吉署、米子署の職員各1人。業務は通常通り。

 【東部消防局】職員1人。業務は通常通り。

 【鳥取市】国府東小のびっこ児童クラブの関係者1人。6日まで臨時閉所。気高図書館の職員1人。5日まで臨時休館。

 【新日本海新聞社】社員1人。

 【岩美町】みなみ保育所関係者1人。一部のクラスを除き開所する。

 【若桜町教委】事務局職員1人。

 【中部消防局】職員1人。

 【倉吉市】第2庁舎の職員1人。

 【湯梨浜町】とうごうこども園の関係者1人。本庁舎の職員1人。

 【米子市】本庁舎の職員1人。箕蚊屋、福米西、住吉の各なかよし学級の関係者各1人。

 【境港市】市保健相談センターに勤務する職員1人。業務は通常通り。わたり保育園の関係者1人。

 【大山町】役場大山支所の職員1人。

 【大山町教委】名和さくらの丘保育園で3人。