2022年8月4日

還付金詐欺防止を 高齢者宛て書類で啓発

 還付金詐欺の被害を予防しようと、鳥取市は還付金詐欺への注意を呼びかける封筒を作成した。不審な電話がかかってきた場合は、鳥取県警への相談を促す内容となっており、県警と連携して被害減少を図っていく。

 還付金詐欺は、被害者に介護保険料の還付金があるなどと装って電話でATMに誘導し、指示通りに操作させて現金をだまし取る特殊詐欺。県警生活安全企画課によると、昨年は過去最多の20件が発生し、被害額は合計約2760万円となった。今年も7月14日時点で9件、被害額は同約1345万円に上っており、鳥取市が被害防止に向けて注意喚起のメッセージを記載した封筒を作成した。封筒の空きスペースに「還付金の手続きでATMに案内されたり、暗証番号を聞かれたら詐欺です!」と書かれており、県警への相談を呼びかけている。

 介護保険料や後期高齢者医療保険に関する通知など、高齢者が手に取ることが多い封筒にメッセージを入れ、既に介護保険料の通知は5万7千通が2回に分けて発送された。同市長寿社会課の増田和人課長補佐は「特殊詐欺の被害を少しでも減らしていきたい。還付金の返還について職員がATMに案内することはない」と強調した。

 県警生活安全企画課によると、三朝町も同様の封筒を作成する予定という。同課の山脇仁志室長は「不審な電話があれば1人で抱え込まず、警察や身近な人に相談してほしい。ほかの自治体も封筒の導入を検討してもらえれば」と話した。