若鉄ファンが広報員に 9人任命 初仕事で全国へPR

 第三セクター・若桜鉄道(若桜町若桜)は1日、全国各地の愛好家らで構成される私設応援組織「若桜鉄道サポーターズ」の9人を同社の「社外広報員」として正式に任命した。若桜駅に招いて任命式を行い、長年の支えに感謝を込めて無料の運転体験会を実施。メンバーは体験の様子を交流サイト(SNS)に早速投稿するなど“初仕事”にいそしんだ。

 同組織は、同鉄道が行う蒸気機関車(SL)やディーゼル機関車(DL)の体験運転が縁になり、2008年ごろに発足。同駅で開催される誘客イベントのほか、県外での鉄道イベントなどにも同社とともに参加し、物販やチラシ配りの補助、豊富な“若鉄”知識を生かした案内役などを務めてきた。

 同社は、今回「社外広報員」を創設し、長年サポートしてくれた同組織のメンバーらを選出。関東や関西方面へさらなる周知を行い、交流人口の創出を目指す。

 この日、同駅前の土産物店で開かれた任命式には、同社の社長を務める上川元張若桜町長らが出席。メンバーらは上川社長から任命証と名刺を受け取り、若桜駅でSL運転を体験。社外広報員の初仕事として、体験の様子など収めた写真や動画をSNSに投稿し、全国にPRした。

 同組織の発起人で、兵庫県尼崎市の北山浩之代表(49)は「大役をいただき気が引き締まる思い。これまでのサポートをしっかり継続し、SNSなどを活用した広報にもより一層努めていきたい」と意気込んだ。

 
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