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古典芸能体験事業 梨花薪能

20年8月29日(土)

「小鍛冶 白頭」に登場する霊狐
 鳥取の夏の風物詩であった樗谿(おおちだに)公園の薪能(たきぎのう)も、平成10年を最後に開催されていませんが、今夏、とりぎん文化会館の中庭に仮設舞台を組み、22年ぶりに篝火(かがりび)の中で開催されることになりました。
 昨夏の林松響会(はやししょうきょうかい)第1回鳥取大会(とりぎん文化会館小ホール)、今年1月の米子MUGEN∞能( むげんのう )(米子市公会堂大ホール)がご縁で、京都在住の林宗一郎(はやしそういちろう)師に鳥取県文化振興財団から依頼があったものです。私ども謡曲愛好者にとって、高齢化と会員数が衰退している昨今、大きな朗報でした。林宗一郎師の助言もあって、以前のように第1部で地元愛好者の連吟(れんぎん)、舞囃子(まいばやし)の発表、第2部で能楽師による狂言、能の構成とし、鳥取県能楽連合会としても喜多(きた)、宝生(ほうしょう)、観世(かんぜ)が交流出演し、三流協力の伝統を生かし、今後の鳥取県の能楽の発展に繋(つな)げていきたいです。
 さて、今回の観世流能「小鍛冶」は、京都三条粟田口(あわたぐち)の三条小鍛冶宗近(むねちか)が勅諚(ちょくじょう)により剣(つるぎ)を打つことになり、相槌(あいづち)に稲荷明神(いなりみょうじん)が現れ、天下第一、四海を治め、五穀成就と祈念し、小狐丸(こぎつねまる)と銘し、勅使に捧(ささ)げて明神は稲荷山に帰ります。
 能「小鍛冶」は、新築ホールのこけら落としに演じられることが多いですが、現下の災いである新型コロナウイルスの退散を念頭に選曲されたとお聞きしています。
 繊細で高度な技能に発展した現代の室内能舞台とはまた別の、自然と同化した神秘的な野外舞台での、昔の祈りの世界を楽しんでみてはいかがですか。
 
 ◇古典芸能体験事業 梨花薪能(りかたきぎのう)(鳥取県文化振興財団主催、鳥取県能楽連合会共催、新日本海新聞社特別後援)は8月29日、とりぎん文化会館中庭特設能舞台で開催。第1部は午後3時半、第2部は午後6時から。入場無料(要入場整理券、7月4日午前10時から配布開始)。
 問い合わせは電話0857(21)8707、とりぎん文化会館へ。
日程は変更される場合があります。
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