
株式会社コロンブス
所在地 米子市西福原4丁目11−31電 話 0859(36)8884
【会社概要】
設 立 2019年9月21日
代 表 代表取締役社長 増田紳哉
事業内容 医療・介護・福祉分野でのICT、IoTを活用した製品の開発、販売、企画立案、ソフトウェア開発、コンサルティング業務など
従業員数 6人

本社社屋
代表取締役社長
増田 紳哉氏
−高齢者のフレイル(虚弱状態)を早期に発見するシステムを開発されました。コロンブスはシステム開発「エッグ」のヘルスケア開発部門として2年前に設立。ICTを活用して要支援、要介護の一歩手前のフレイルを診断するシステム「ASTERU」を開発し、全国の自治体に向けて販売しています。
「ASTERU」は厚生労働省が作成した基本チェックリストをICT化し、タブレット画面で25項目の簡単な質問に回答するだけで瞬時にフレイル度を判定。フレイルの予防には早期発見や適切な改善指導が必要で、本人が自分の健康状態を正しく認識することで、自らの意思で治療や予防に取り組めます。
昨年には強靭(きょうじん)な地域づくりへの取り組みを表彰する「ジャパン・レジリエンス・アワード」で最優秀賞を受賞。現在、山陰両県など10の自治体で導入され、介護予防、健康寿命の延伸に役立てられています。
−新型コロナのワクチン接種会場でフレイル診断をする自治体もありました。
新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続き、高齢者のフレイル度の進行が懸念されています。米子市では高齢者向けの接種会場で待機時間にフレイル度チェックを実施しました。集まったデータは鳥取大学と連携して解析し、フレイル予防のエビデンスを示す研究に取り組む予定です。
−新たにオーダーメードの運動処方プログラム「ロコタス」も開発されました。
フレイル予防では均一の運動指導ではなく、個々の運動機能に合った運動に取り組むことが重要です。開発した運動処方プログラムは、簡単な体力測定の分析データからその人に合った運動指導メニューを提供。腰や膝などの痛みに配慮した運動を処方できるのが特長です。
米子市永江地区の介護予防事業では、その場でメニューをプリントアウト。家庭での実践を呼び掛けたところ、70%の高齢者が3カ月間運動を継続し、機能改善に役立てることができました。
−今後の事業展開は。
高齢者が元気で末永く暮らせるまちづくりがわれわれの使命です。システムを活用しながらそれぞれの自治体に合ったフレイル予防のモデルを提案していきたいと思います。今後は人工知能(AI)を活用したシステムの研究、開発にも取り組みたいと考えています。
株式会社コロンブス
所在地 米子市西福原4丁目11−31電 話 0859(36)8884
【会社概要】
設 立 2019年9月21日
代 表 代表取締役社長 増田紳哉
事業内容 医療・介護・福祉分野でのICT、IoTを活用した製品の開発、販売、企画立案、ソフトウェア開発、コンサルティング業務など
従業員数 6人

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