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Vol.341 2021.3.11

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鳥取県東・中部、兵庫県北部版

Q.秋の養生法を教えてください。
A.「スポーツの秋」ですから、運動するのは良いことですが、運動しすぎて発汗しすぎると、陽気を消散してしまいます。無理をしてはいけません。
 東洋医学の古典を見ると、「秋は万物が実を結ぶ時だ。すべてが引き締まり、収納される時期である。当然陽気も体内深く収納される。この時期に活動しすぎて陽気を発散(汗をかく)すると、肺が弱り冬になって風邪をひく」と書かれています。

 秋は冬に向かって環境もだんだん寒くなってきます。昔のことわざに、「秋ナスを嫁に食わすな」と、一見嫁いびりのようなことわざですが、そうではありません。ナスのように紫色の強いものは陰性の強い(体を冷やす作用がある)食べ物ですから、秋風が吹き、そろそろ寒さも増してくる時に、嫁(昔の嫁は妊娠していることが多い)に食べさせると、体を冷やし流産する恐れがあるから、注意をしなさいと言っているのです。秋はだんだん寒くなる季節、「冷え」にご注意下さい。

 秋の養生に気をつけて今年の秋も健康にすごしましょう。

上野医院 院長 上野 力敏さん



Q.脱毛症について教えてください。
A.脱毛症には、円形脱毛症、AGAなどいろいろな病気があります。
 脱毛症にはいろいろな病気があります。まずもっともよく知られているのは円形脱毛症でしょう。これは文字通り円形の脱毛が頭髪に生じるものです。重症になると、頭髪全体が脱毛したり、頭髪以外の体毛に脱毛を生じる事もあります。この病気は、本来自分の体を守るべきリンパ球が毛の組織を攻撃して脱毛を引き起こしているという自己免疫の病気と考えられています。

 病気と言うよりは加齢による変化と考えられているのが、テレビでもおなじみのAGA(アンドロゲン性脱毛症、男性型脱毛症)です。これは男性ホルモンが作用して毛の成長期間を短縮させ、脱毛を生じるものです。その名の通り成人男性に見られる脱毛ですが、女性にも生じます。

 毛は一定の周期で成長、脱毛を繰り返し、バランスを保っていますがこの周期に乱れを生じて生じる脱毛もあります。このタイプの脱毛には、高熱後や出産後に生じる脱毛があります。

 ホルモンの異常として甲状腺機能亢進症や低下症、栄養の異常として亜鉛欠乏や鉄欠乏、膠原病と呼ばれる全身の病気などでも脱毛症を生じてきます。また、抜毛癖とよばれる過度の抜毛行為により脱毛を来す心理的、精神的な脱毛症もあります。

葉狩皮膚科クリニック 院長 葉狩 良孝さん


皆さんが日頃思っている身体についての疑問や悩み、健康についての質問などを鳥取市内の専門医にQ&A形式で応えて頂くコーナーです。
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