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Vol.341 2021.3.11

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鳥取県東・中部、兵庫県北部版

Q:東洋医学の「腎」、老化予防について教えてください。
A:腎は人間の発育・生殖・老化に関与しており、不妊症、足腰の弱体化、若はげ、夜間頻尿、要介護老人の増加など、社会問題になっている多くの現象は腎の働きが低下した結果です。
 腎の働きが低下した状態を「腎精不足」と言います。腎精不足の結果である老化を防ぐ方法は、@適当な運動を続ける。年齢に合わせて足を使う。A胃腸を守るために腹八分を守る。B気力を持ち続けるために、絶えず何かに挑戦する気持ちを持ち続ける。C感謝の気持ちで毎日を過ごす―などです。特に、一番大切なのは、一生を通じて足腰を鍛えることです。現代のクルマ社会とインスタント食品の氾濫は、生命力の乏しい人を増やします。

 腎精は正しい食生活によって補われます。特に季節では冬、一日のうちでは夜中に効率よく補われます。体を温める陽性の食べ物が必要です。体を温める食品は、@地下にのびる植物性食品:根菜類、イモ類、生姜、レンコン。A水面の下に育成する海藻類。B豆類、種実類などです。

 より積極的に老化を防ぐ方法としては中年(40〜50歳)以降に補腎剤を毎日服用することです。特に、現在健康な方は毎日就寝前に六味地黄丸を服用すると良いでしょう。また、夜間頻尿があり、足の冷えを感じる方なら八味地黄丸を服用します。いずれも筋力の低下、足腰の老化、記憶力の低下などを防ぎ、老後の健康維持に大いに役立ちます。

上野医院 上野 力敏さん



Q.以前より生理痛がひどく、婦人科受診したところピルを勧められました。ピルは太りやすかったり、癌(がん)になりやすかったり、将来子どもを産みにくい体になるのでは?と不安ですが、大丈夫でしょうか?
A.乳癌・子宮体癌・卵巣癌のリスクは下がることがわかっています。
 ピルは高い避妊効果があるだけではなく、月経周期の改善・生理痛・月経量の減少などに著明な効果がみられます。また、月経前緊張症・子宮内膜症・更年期障害らの症状軽減および、骨粗しょう症・良性の乳房疾患・子宮筋腫の予防・改善効果があり、ニキビの改善などの美肌効果にも期待できます。

 ピルの副作用については、体重増加の直接的原因となることはなく、最近の調査では乳癌・子宮体癌・卵巣癌のリスクは下がることがわかっています。また、ピルと不妊には因果関係は認められていません。煙草を吸う人、血栓性病変のある人、肝障害のある人など、ピルを慎重に使わなければならない場合がありますので、医師に相談してからピルの使用を開始してください。

鳥取北クリニック 院長 菊川 章仁さん


皆さんが日頃思っている身体についての疑問や悩み、健康についての質問などを鳥取市内の専門医にQ&A形式で応えて頂くコーナーです。
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