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Vol.341 2021.3.11

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鳥取県東・中部、兵庫県北部版

Q.歯科医院でマウスピースをつかうことを薦められましたが、どうしてでしょうか?
A.夜間のくいしばりや歯ぎしりから顎の関節や歯、歯を支える骨を守るためだと思います。
 歯科医院で薦められるマウスピースとは、夜間に装着することで歯ぎしりなどから歯にかかる負担を軽減させることができる治療用装置のことです。夜間に歯ぎしりをすると、肩こり、偏頭痛、顎がだるい、口が開けにくいなどの症状がおこることがあります。また強い力が加わり、歯周病が進行しやすくなる可能性が高いといわれています。歯ぎしりは子どもにもよくみられますが、これは歯の生え変わりや骨の発育に必要なものであり、ほとんどの場合自然に治ります。

 歯ぎしりと言っても、ギリギリ音を出して家族から指摘されるものから、くいしばりのように音もなく全く気付かれないものまでさまざまです。歯が大きくすり減る、歯のつけ根にくぼみができる、虫歯でないのに歯がしみる、歯科治療で入れた詰め物や被せが頻繁にとれる、歯が割れるようなことが多い場合は、歯ぎしりをしている可能性が高いと思われます。

 歯ぎしりの治療法の一つとしておこなわれる、マウスピースの装着は歯を守るというだけでなく、マウスピースを装着することによって安心し、少しでもストレスを軽減させるということも大きな目的のひとつです。歯科医師の指示に従って適切に使ってください。

秋山歯科医院 副院長 秋山剛久さん



Q.8カ月前右手の大火傷を治してもらいました。しかし、痛みが続き検査をしてもらいましたが異常なしとのこと。職場が変わった不安と重なり不眠となりました。よい方法はあるでしょうか。
A.心と体の両面から痛みの原因を見つけていきます。
  長引く痛みはさまざまな要因が複雑に絡み合って起こることが少なくありません。検査でも訴えほどの痛みを起こす異常が認められない時は「不安や抑うつ」「ストレス」などの心理的な要因が慢性痛の原因である場合もあります。そうした痛みに対しては身体的治療に加えて臨床心理士・臨床発達心理士も関わることで、心と体を総合的にとらえて痛みにアプローチして行きます。

 検査では性格や考え方の傾向を知るために「心理検査」の他、脳の機能を確認する頭部「MRI(磁気共鳴画像)検査」などが行われることがあります。治療には、「抗不安薬」「抗うつ薬」などによる薬物療法と、「カウンセリング」「リラクゼーション」や「認知行動療法」などの心身医学療法があります。必要とあらば精神科や心療内科の医師にも加療に加わっていただきます。詳しくは痛みの診療科にお尋ねください。

鳥取ペインクリニック 院長 延原 弘明さん


皆さんが日頃思っている身体についての疑問や悩み、健康についての質問などを鳥取市内の専門医にQ&A形式で応えて頂くコーナーです。
皆さんからの投稿お待ちしております。




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