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Vol.341 2021.3.11

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鳥取県東・中部、兵庫県北部版

Q.C型慢性肝炎のため通院中です。近いうちに新しい薬が出ると聞きましたが、どのような治療法でしょうか。(55歳・女性)
A.C型肝炎ウイルス専用の抗ウイルス剤で、インターフェロン注射と併用で使う内服薬です。
 C型慢性肝炎の治療法は大きく分けて二つあります。ひとつは原因となっているC型肝炎ウイルスそのものを退治しようとする方法、もうひとつは肝臓の細胞が壊れるのをおさえ肝炎の進行に歯止めをかけようとする方法です。インターフェロンはウイルス退治に用いられる注射薬で、インターフェロンに内服薬を併用することにより治療成績が飛躍的に向上しました。2011年秋に登場した新薬との併用により、従来ウイルス退治が難しいといわれていたグループにおいても高い治療効果がより短期間に得られるようになりました。さらに、2013年末までにはこの薬に比べより副作用が少ない新薬が保険適用となる見込みで、今後のインターフェロン治療の主流になる可能性があります。実際の治療は、専用の抗ウイルス剤を24週間内服、この間週1回インターフェロン注射を行い、前半の12週間に新薬の内服を上乗せするという内容です。

 C型慢性肝炎の治療法は、インターフェロン注射を用いずに内服薬のみでの治療を可能とする研究開発も複数の新薬により進められています。治療法の選択肢が広がり、より有効かつ副作用の少ない、ひとりひとりに最適な治療が選べるようになる時期も、もうすぐの状況です。詳しくは専門医にご相談ください。

まつだ内科医院 松田裕之さん

皆さんが日頃思っている身体についての疑問や悩み、健康についての質問などを鳥取市内の専門医にQ&A形式で応えて頂くコーナーです。
皆さんからの投稿お待ちしております。




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