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Vol.341 2021.3.11

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鳥取県東・中部、兵庫県北部版

Q.インプラントの歯を入れたり、歯の治療が終わった後も、なぜ定期的なメンテナンスが必要なのですか?
A.インプラント治療後のトラブルは、インプラント周囲炎と過大な力によるかみ合わせの狂いから生じているからです。
 治療後の感染予防とかむ力のコントロールをすることができればインプラントを長持ちさせることができます。

 まず、感染について説明します。金属(チタン)でできたインプラントは感染しないと思う人がいますが、インプラントの周囲の歯肉は天然歯に比べて感染しやすいものです。なぜなら、健康な天然歯の周りの歯肉は、線維の膜でぴったりついていて細菌の侵入を防ぐ天然のバリアーになっているので、感染に強いです。天然歯の場合は、3ミリ以上のポケットがあれば歯周病と診断されます。歯周病の悪化を防ぐには、自宅でのケアとともに定期的なメンテナンスが必要といわれています。歯周病、喫煙、糖尿病など全身疾患による免疫力の低下、骨粗しょう症、歯ぎしりなどは、予後にも影響を与えるので、リスクのある人は一層念入りなケアが必要となります。

 また、インプラントは動かなくても天然歯は、年齢を重ねていくとすり減って前方に少しずつ傾いてくるので、インプラントとその前の歯との間に隙間ができ、食べ物が詰まることがあります。かみ合わせの調整やかぶせ物の修正、歯ぎしりなどで就寝中にマウスピースが必要な方もあるので、定期的なメンテナンスを受け続けることが大切です。

谷口歯科医院 理事長 谷口 雅人さん

皆さんが日頃思っている身体についての疑問や悩み、健康についての質問などを鳥取市内の専門医にQ&A形式で応えて頂くコーナーです。
皆さんからの投稿お待ちしております。




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