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Vol.341 2021.3.11

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鳥取県東・中部、兵庫県北部版

Q.最近、『肝炎ウイルス検査を受けよう』というコマーシャルをよく見かけますが、なぜ必要なのでしょうか。( 38 歳・男性)
A.肝がんの原因となるB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスの感染を早期に発見し、的確な治療につなげ、肝がんを予防するためです。
 肝がんの原因の大部分は、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスの感染による慢性肝炎・肝硬変(慢性肝炎のうち、より肝臓が壊れた状態)によるものです。アルコール性肝障害や最近急増している脂肪性肝炎をもとにできる肝がんもありますが、依然として多いのは肝炎ウイルス感染に由来するものです。

 アルコール性肝障害や脂肪性肝炎では食べ過ぎ・飲み過ぎを抑える自己管理で対処可能ですが、肝炎ウイルス感染の場合自己管理のみでは不十分で、肝炎ウイルスを抑え込むあるいは退治する抗ウイルス療法が治療の主役になります。

 肝炎ウイルスですから通常の検診の肝機能検査で分かるのではというと、そうでもないのです。肝炎ウイルスに感染していても肝機能検査では正常の人が非常に多く、肝機能検査が正常だからといって安心はできません。  一生に一度でよいので、検査を受けたことが無い方は、是非肝炎ウイルス検査を受けてください。

まつだ内科医院 院長 松田 裕之さん

皆さんが日頃思っている身体についての疑問や悩み、健康についての質問などを鳥取市内の専門医にQ&A形式で応えて頂くコーナーです。
皆さんからの投稿お待ちしております。




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