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Vol.341 2021.3.11

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鳥取県東・中部、兵庫県北部版

Q.C型慢性肝炎のため通院中です。近いうちに新しい薬が出ると聞きましたが、どのような治療法でしょうか?( 55 歳・女性)
A.専用の抗ウイルス剤で、インターフェロン注射を使わないでウイルスを退治する内服薬です。
 C型慢性肝炎の根本的な治療法は、原因となっているC型肝炎ウイルスそのものを退治することです。インターフェロンはウイルス退治に用いられる注射薬で、治療法の改良を重ね、2013年末に導入された最新の治療法では治療成績が約90%と飛躍的に向上しました。この分野では複数の新薬の開発が進められ、今後1〜2年間に4〜5種類の治療法が承認される見込みです。

 今回承認されるのは新薬2剤の併用によるもので、インターフェロン注射を使用しない(インターフェロンフリー療法と呼んでいます)、本邦初の内服のみによる治療法です。国内試験では84・7%の成績が得られています。ただし、保険適用での対象者はウイルスタイプ1型で、インターフェロン療法に不適格あるいは不耐用の方、または以前のインターフェロン療法で無効であった方に限定されるようです。また、インターフェロンフリー療法でウイルスが排除できなかった場合にはウイルスが薬剤に対する耐性を獲得してしまうため、以後の治療が限定されてしまうことになります。

 今後治療法の選択肢が広がり、より有効かつ副作用の少ない、一人ひとりに最適な治療法が選べるようになります。詳しくは専門医にご相談ください。

まつだ内科医院 院長 松田 裕之さん

皆さんが日頃思っている身体についての疑問や悩み、健康についての質問などを鳥取市内の専門医にQ&A形式で応えて頂くコーナーです。
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