あの人のおすすめ本がここに!思わぬ本との出会いで新たな読書体験を!「カニジルブックストア」

 

鳥大病院内に位置する『カニジルブックストア』

がリニューアルオープンしました。

 

 

 

この書店は、日本で唯一の「医療とQOL(クオリティ・オブ・ライフ)」をテーマに掲げた「セレクト書店」です。

日本初の「DX型無人店舗」でもあり、その独自性が際立っています。

 

あの人の推し本に出会える、セレクト書店

 

写真集も並んでいます

 

洋服や雑貨のセレクトショップは

なじみがありますが、本のセレクトショップとは

どのようなものなのでしょうか。

 

通常の書店は発行元から取次店を経て

本が配本される仕組みですが

 

カニジルブックストアでは選書委員約100名が

専任で推薦した本が店内に並んでいます。

 

児童文学評論家の野上暁さんが選ぶ児童書もあります

 

これらの選書委員には、著名な方々が多数在籍しており

例えばこの書店の発起人の田崎健太さんはじめ

歌人の俵万智さん、ノンフィクション作家の最相葉月さんなどが名を連ねています。

 

そのため、一般的な書店ではなかなか目に触れない

「本のプロ」のおすすめ本に出会える本屋です。

 

あなたの好きな著者の“推し本”があるかもしれない。

気になった本を選書した、作家さんの本を読んでみたくなるかもしれない。

 

つまり、売れ筋の本が配本される仕組みの

通常の書店とも違うし、オーナーや書店員が

選書するといったセレクト書店とも違う。

 

だから、見たことがないような本に出会えるのです。

 

 

セレクトのテーマは医療、QOL、ノンフィクション

 

カニジルブックストアの特徴的な点は

日本で唯一の医療、QOL、ノンフィクションを

テーマにした品ぞろえです。

 

鳥大病院の中にあるため、医療がテーマなのはしっくりきます。

今日は、医療と食という観点の本がずらりとありました。

 

 

 

惹かれる本がいっぱい。

健康に気を使っている場合は、こんな本を探していた!と

なりそうだし、気にしてなくても

読んでみたいと思う、読みやすそうな本がありました。

 

中高生でも読める、一般向け科学シリーズ、ブルーバックス

 

店内には5000冊が並び、中高生でも読める、

一般向け科学シリーズのブルーバックスや

英治出版のビジネス書、ちくま文庫もそろっています。

 

 

DX型無人店舗とは?

 

キャッシュレス決済はこちらで行います

 

『カニジルブックストア』は

DX(デジタルトランスフォーメーション)技術を駆使しており

支払いはキャッシュレス決済が可能です。

 

入り口前の看板のQRを読み取りLINE登録

 

また、無人営業時間帯には、

LINE会員登録とQRコードで扉が開き、入店できます。

 

なお、キャッシュレス決済や本について聞きたい方は

スタッフ常駐の時間帯(平日11:00から15:00)をご利用ください。

 

 

温もりのある空間で過ごす

 

来店者の声によれば、木に囲まれた店内で

くつろげる雰囲気が好評です。

 

通院の合間や散歩のついでにも気軽に利用できます。

 

また、タリーズコーヒーが隣接し

中庭テラス席もあり、患者さんやその家族だけでなく、一般の利用者も多く訪れています。

 

通院患者さんからは、「辛い通院も、ここがあると思うと、

気持ちがゆったりする」と、いわれた事もあるそうです。

 

ある日は、お見舞いに来たと思われる家族数人と

入院患者さんが訪れました。

 

各人それぞれに好きな本がないか探し、

手に取ったり、しばらく滞在していました。

 

今も子ども連れのお母さんが

じっくりと本棚を見ています。

 

子どもはというと、木製おもちゃのある

キッズコーナーで静かに遊んだり、絵本のコーナーを眺めたり。

 

 

 

スタッフの方は

「病院に用事がなくても

本屋目当てで、どんどん利用してほしい。

本の取り寄せもできますし、

スタッフがいる際は気軽に声をかけて」

とのこと。

 

イベントも開催することがあるそうなので

Instagramもチェックしてくださいね。

 

「カニジル」とは、山陰地方の名産である

蟹の味噌汁と、医療を「いかに知る」を掛けた名前です。

 

地域に豊かな場を提供する『カニジルブックストア』は

読書と共に心地よい時間を提供しています。