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研究費、架空発注で235万着服 鳥大医学部契約職員

2009年03月26日

 鳥取大学医学部は二十五日、有期契約職員の三十代後半の女性が架空の取引書類を作成し、自分の銀行口座に約二百三十五万円を不正に振り込ませたと発表した。大学は二十五日付で女性を懲戒解雇した。

処分を発表し、謝罪する井藤久雄副学長(左)と西脇義則医学部事務部長=25日、米子市西町の鳥取大学医学部

 同大によると、女性は一九九二年から医学部の契約職員として勤務。二〇〇五年一月から事務部経理・調達課に所属し、〇六年七月から科学研究費補助金の支払事務に従事。昨年十月から十二月にかけて、医学部の教授が試薬発注したように見せかけて架空の薬品会社「Human Anthology Club」への支払決議書を五枚作成し、支払業務端末機の不正操作を行って自分名義の銀行口座に三回にわたって総額二百三十六万五千円を振り込んだ。

 今年二月下旬、教授が購入リストに注文していない項目があることに気付いて発覚。着服した金は借金返済に充てたという。すでに全額返済しているが、大学側は告発を検討中という。

 女性は発覚を恐れ、銀行から送付される振込通知書を隠していた。会見した西脇義則・医学部事務部長は大学側もチェックを怠っていたことを認め、「再度チェック体制を厳格にしたい」と陳謝。これまで米子地区で行っていた支払事務手続きを鳥取地区で一元化処理して再発防止に努めるという。



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