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期限切れを誤使用 32人分のHIV検査試薬

2010年01月06日

 鳥取、倉吉両保健所で昨年、使用期限が切れたエイズウイルス(HIV)の検査試薬を32人分に誤って使用していたことが5日、分かった。検査手順に期限を確認する項目はなく、薬品のずさんな管理体制が浮き彫りになった。県は「検査結果への大きな影響はない」と説明している。

 県健康政策課によると、検査試薬は昨年11月19日に使用期限が切れたが、鳥取保健所では12月28日までに25人、倉吉保健所では12月16日までに7人に使用していたという。

 12月28日に鳥取保健所での検査で期限切れが明らかになり、県が全県で調べたところ、倉吉でも判明。32人のうち血液が残っていた18人分は再検査を実施したが、結果に変わりはなかった。

 HIV検査は、採取した血液を試薬に加え、陽性か陰性かを確かめる仕組み。期限確認はこれまで、検査担当者の目視のみで、同課は「マニュアルに確認項目が抜け落ち、管理体制が不十分だった。申し訳ない」としている。

 両保健所で使用していた試薬は2008年製造で、使用期限は1年間。だが、試薬の期限は09年8月製造分から6カ月間延長され、検査キットも同時に4カ月間延びたため、県は「期限切れが結果に与えた可能性は低い」と判断した。



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