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「重点港湾」境港名乗り 鳥取県復活狙う
国が進める直轄公共事業の「選択と集中」の一環で、全国の重要港湾103港のうち新規事業に着手する対象を「重点港湾(仮称)」約40港に絞り込む方針を受け、鳥取県が境港(境港市)を選定してもらうよう名乗り出る。境港で2010年度から計画していた多目的国際ターミナルの整備が凍結される見通しとなったが、県は計画の“復活”を狙う考えで、指定を目指して重要性を訴えていく。
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| 「重点港湾」の指定に向けて名乗りを上げる境港(鳥取県提供) |
国際ターミナルは10〜15年度に約65億円かけて整備する計画だったが、昨年末に閣議決定された政府の10年度予算案で、港湾整備については「新規事業は実施しない」とされた。
ただ、国は公共事業費削減の中で港湾の国際競争力を確保するため、全国から拠点となる港湾を「重点港湾」として選び、整備を促進する方針。地域の拠点性と貨物取扱量の実績を評価して絞り込む予定にしている。
県空港港湾課によると、手を挙げた地元自治体と港湾管理者との協議を経て選定。境港については、県や境港管理組合が国から聞き取り調査を受け、その後で国の選定作業に入る日程だが、いずれも時期は不明という。
「日本海側にとって境港がいかに重要拠点かを国に働き掛ける」と同課。07年の木材輸入量が60万3千トンと全国3位であることや、韓国とロシアを結ぶ国内唯一の定期貨客船をアピールしていく方針だ。
境港管理組合の長谷川具章事務局長は「ターミナル整備は、木材輸入に対応する船舶の大型化や北東アジアとの交流振興だけでなく、増え続けるリサイクル資源の取り扱いにも対応するため、地域にとってはどうしても必要な事業。選定されるよう力を注ぎたい」と話している。
重要港湾と重点港湾 重要港湾は海上輸送の拠点として、国が直轄で岸壁や堤防、港湾道路などを整備し、旅客や貨物の輸送に利用する港湾。全国に103あり、鳥取県内では境港(境港市)と鳥取港(鳥取市)が含まれている。前原誠司国交相は、重要港湾の中から「重点港湾」を選ぶ方針を表明し、選定されれば整備に充てる国の予算が重点配分される。
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