2017年6月30日

クロマグロ水揚げハイペース 境漁港

 鳥取県境港市の境漁港で、クロマグロの水揚げがハイペースで進んでいる。29日にも約40トンの水揚げがあり、遅い出足にもかかわらず、今年の累計は昨年同期を上回った。既に個別漁獲割当量を消化し、操業を終えた巻き網船団も。境港のマグロシーズンは、早くも終盤を迎えている。

 今年の境漁港のクロマグロの水揚げは、昨年より13日遅い6月12日にスタート。以来、天候にも恵まれ、連日のように続いている。県水産試験場によると、若狭湾沖から鳥取県沖にかけて好漁場が形成されているという。

 境港市水産課などのまとめによると、29日までに15回(入港船数)の水揚げがあり、累計は872トン。昨年同期(810トン)を上回り、えら、内臓を含む重量換算では千トンを超えた。

 魚体は、30キロ台や100キロ台も取れているが、主体は昨年より一回り大きい50~60キロ台(4~5歳魚)。1キロ当たりの平均単価は1110円で、ほぼ昨年並みという。

 生産者団体の日本海大中型まき網漁業者協議会は、30キロ以上の大型魚(成魚)の自主規制枠1800トン(えら、内臓込み)に対し、今年から船団ごとの個別漁獲割当制を導入。所属する9船団のうち4船団が、割当量の消化などで漁を終えたという。

 昨年の最終水揚げ日は7月15日(水揚げ累計1417トン)。8月は操業を自粛するため、早ければ来週末にも最後の水揚げになるのではという観測もあり、かつてない早いシーズンの終了となりそうだ。(久保田恭子)