2018年9月9日

明治150年、県政の歩み 県公文書館などで企画展

 明治150年の特別企画として鳥取県内外から集めた明治時代の資料120点を一堂に展示した「明治時代の鳥取県-維新から大正改元までの記録」(鳥取県立公文書館主催、新日本海新聞社など共催)が8日、鳥取市の同公文書館と県立図書館で始まった。10月23日まで。

 1868年に改元が発表された旧暦の9月8日(現在の10月23日)に合わせて開幕。明治時代の新聞や公文書、写真などの資料から当時の県政の歩みを紹介している。

 県内初公開の資料は28点で、本紙の前身、山陰隔日新報の創刊号もその一つ。日本三大あだ討ちで知られる渡辺数馬の伝記を書いた同市の岩成松輪氏が寄贈し、東京大の明治新聞雑誌文庫に保管されているものが“里帰り”した。

 岩成氏の孫で同市栗谷町の岩成美千代さん(80)は「祖父が大事に残していた新聞がいい形で展示された。これをきっかけに子どもたちに鳥取の歴史に興味を持ってほしい」と話した。

 このほか、廃藩置県や島根県への併合・再置、日清・日露戦争など激動する歴史の渦中にあった県民の暮らしを伝える資料を展示。日野郡で盛んだったたたら製鉄の紹介コーナーには、実際にたたらで製鉄された玉鋼も見ることができる。

(浜田匡史)