境 9年ぶり7回目の優勝
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| 境 |
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× |
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2007年07月28日の紙面から
回顧 境の粘り強さ光る
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| 9年ぶり7度目の優勝を飾り、校歌を歌う境ナイン=米子市民球場
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16日に開幕した「第89回全国高校野球選手権鳥取大会」は26日、全日程を終了。ノーシードの境が9年ぶりに優勝し、夏は7度目、春夏通算では9度目の甲子園出場を決めて熱戦の幕を閉じた。台風などの影響で4日間順延。波乱の多かった大会を振り返った。
境の1試合平均の失点は1。粘り強く守り、相手にプレッシャーを与えて崩す“負けない野球”が光った。エース山本が全4試合を完投。そのうち2試合は完封で、防御率は0・75だった。失策は3。センターラインが堅く、山本の打たせて取る投球をもり立てた。
打線はチーム打率2割5分2厘と低く、派手さはないが、好機でしぶとく得点した。左打者6人のうち、1番の浜潤が3割1分3厘、8番の山本が4割1分7厘。赤山斉は本塁打2本をマークするなど勝負どころで打った。
準優勝の倉吉総合は2回戦、準決勝と逆転でのサヨナラ勝ち。勢いに乗って一気に決勝まで駆け上がった。右下手の2年生エース福本が5試合に完投し、4試合で防御率0・73。技巧派らしく凡打の山を築いた。しかし、ファウルされて球数が増え、決勝では疲れを隠せなかった。連戦を勝ち抜く層の厚さが必要だった。
V2を狙った倉吉北は宮里、篠塚の投の2本柱が持ち味を発揮。打線は切れ目がなく、2回戦で15安打、準々決勝で14安打を放ったが、準決勝では、境の山本の術中にはまり、5安打無得点と沈黙。攻略の糸口をつかめなかった。
昨年準Vの倉吉東は、確実性の高い野球で八頭、第1シードの鳥取西に競り勝った。春に続いて夏1勝を挙げた鳥取湖陵、7年ぶりに初戦突破を果たした米子などの健闘が光った。逆に春の県大会上位のシード勢は準々決勝で本来の調子をつかめず、4校すべてが姿を消した。
大会を通じて、1点差ゲームは9試合。昨年の5試合より4試合多く、完封試合も昨年の4から8に増えた。1試合平均の失策は両チーム合わせて2・88個と少なく、投手中心に守りが堅いチームが多かった。ただ、試合数が同じ昨年夏の総得点が244点だったのに対し、今年は153点。打撃は水ものとはいえ、91点差は大きく、全体的な底上げが必要だろう。
県代表の境は打力が高いとは言えないが、昨年秋の中国大会1回戦で粘り強さを発揮し、勝ちまであと一歩に迫った。甲子園でも持ち味を発揮し、県勢4年ぶりの勝利をつかみ取ってほしい。
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