アレルギー、食文化、食の多様性テーマ 一緒に食卓を囲む 食品工房がオープン

 食の多様性をコンセプトにした食品工房「フードダイヴァーシティ鳥取砂丘」が20日、鳥取市賀露町にオープンした。アレルギーや食文化など指向に配慮しながら、多くの人がテーブルを囲んで楽しめる食材の提供を目指している。

 ペットフード製造、販売などを手がけるリバードコーポレーションが、グループの新事業として本社隣接地に開設した。工房内では小麦粉を一切使用しないグルテンフリーの食品を製造。同工房製のグルテンフリー、ビーガン対応の5種の野菜を使ったベーグル「ヴェジーグル」(1個302円)のほか、有機栽培コーヒーなどを手がける地元のトットリコーヒーロースターのコーヒー豆を併設するショップで販売する。

 オリジナルメニュー第1弾のヴェジーグルは、規格外として流通に乗らない野菜を乾燥粉末で使用し、栄養摂取や食材の有効利用の面でもアップサイクルが図られている。

 同店は今後新たなメニュー開発とともに、グループが展開するキッチンカーとも連携し、「食の制約や指向の有無にかかわらず、多様な人が一緒に楽しめる食を提供していきたい」と話している。

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