「FICベース」

茨木のまちづくりプロデュース 事業者募り、駅にカフェオープン

 「次なる茨木へ。」-。市民一丸となりブランドメッセージを掲げる「茨木市」が面白い。令和元年には中心市街地のまちづくりと活性化を目的とした『FICベース株式会社』(茨木市舟木町14の16吉岡ビル401号)が誕生。「Future」(未来)「Ibaraki」(茨木)「Creation」(創造)の頭文字から成る社名に思いを込めさまざまな事業を展開している。昨年、阪急茨木市駅付近にあった古民家に改装を施し京都の有名店を誘致した『omo café+c』(茨木市本町6の10)は北摂を代表する人気店となった。

 次なるプロジェクトとして今年3月にはJR茨木駅2階東口デッキ『いばらきスカイパレット』に事業者を募り具現化したコンテナ型カフェ『elle』(営業時間=午前7時~午後5時)がオープンした。

 フランス語で「彼女」を意味するお店を運営するのは子育てママたち。女性らしい繊細なアイデアでこれまでの駅前イメージとは異なるワクワク、ドキドキを演出。香り際立つ入れたてのオリジナルコーヒーやレトロなパッケージのビン牛乳がずらりと並ぶ冷蔵ショーケースに心が躍る。フードメニューも充実しており素材にこだわったスティック状のあんパン「あんbaton」やシャレの効いたネーミングの「pariワッサン」はドリンクとの相性も良く幅広い層に人気だ。

 代表の原田絵理さんにお話しを伺った。「通勤や通学といった忙しい毎日の中に豊かな時間を提供しています。気軽に立ち寄っていただきほっこりしてもらいたいですね」。同社では今後もデッキが魅力的な場所になるよう整備を進め、市民が気軽に集えるマルシェを検討している。またエリアの活用法や企画アイデアも募集している。

 行き交う人を眺めながら腰に手をあて「特選大山おいしい牛乳」を味わう至福の時間。わずかな滞在ではあったが、次なる茨木の行方に明るい兆しが見えた。

(コラムニスト)

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