防災アプリ機能追加 避難施設を地図で表示 大阪市

 自然災害を含む有事に備えて大阪市は、市が手がける「防災アプリ」=写真=をリニューアルした。新たに、弾道ミサイルの発射に伴う全国瞬時警報システム「Jアラート」が発動した際、緊急一時避難施設をマップで示すほか、雨雲レーダーや台風などの気象情報を即時表示する機能を追加。画面の見やすさも重視している。15日から運用を始めた。

 市危機管理室によると、防災アプリは2016年の開設で、今回は初めて大幅に改編。弾道ミサイルの飛来に備え、市では鉄筋コンクリートの堅固な建物や地下駅舎、地下街を避難場所に指定しており、732の指定カ所が画面上に表示される。

 また、台風、津波、地震などトップ画面で表示するアイコンの色が警戒レベルに応じて変化する機能を追加。在留外国人に向けて、英・中・韓に加えて「易しい日本語」も付け加えた。

 ダウンロード数は約10万3千件で、市民の約3・7%程度にとどまっている。横山英幸市長は記者会見で「ボタンを押せば情報が入ってくるという安心感にもつながる」として活用を呼びかけた。

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