夏の甲子園をかけた大阪大会の組み合わせ抽選が大阪市天王寺区のホテルアウィーナ大阪で行われ、１５９チームの１～３回戦までの対戦が決まった。来月８日に開幕し、日程が順調に進めば３０日に大阪シティ信用金庫スタジアムで決勝を行う◆大会は３回戦まで府内を南北２地区に分けて実施する。春季近畿地区大会府予選で１６強入りしたチームはシードとして２回戦から登場。３回戦までシード同士が対戦しないようになっている◆記憶をひもとけば２０１５年の大阪大会で、前年の全国覇者、大阪桐蔭が、同じく選抜大会で準優勝した履正社と初戦の２回戦で激突したことを思い出した。その日は日曜日とあって、当時の舞洲（まいしま）球場には１万人を超える大観衆が詰めかけ、異例の措置で外野芝生席が開放された◆取材のため球場に向かったがバスは超満員。球場の周辺道路も大渋滞で、信号が青に変わってもバスのタイヤは１ミリも動かない。これでは間に合わないとしびれを切らしてバス停ではないところで途中下車。同僚と球場に向かった◆シードがあることで、強豪校同士が初戦で対戦するような注目カードがないのも少し寂しい気がしないでもないが。果たして甲子園の切符を手に入れるのはどこか。夏の甲子園は８月６日に開幕。（松）
潮騒 ２０２３．６．２４
