鈴の音響かせ華やか 真夏の風物詩 しゃんしゃん傘踊り披露

 傘に取り付けられた鈴を「しゃんしゃん」と鳴らしながら舞う「しゃんしゃん傘踊り」が、初めて門真市のステージで披露された。毎年8月中旬に開かれる鳥取市最大の夏祭り。衆目を集める館内中央では、入賞経験豊富な踊り子連の「百花繚蘭」が華やかな演舞を披露し、来館者も手拍子で盛り上げた。

 チームは定番の「きなんせ節」「しゃんしゃんシャングリラ」に、オリジナルの「怪物」を加えた3曲を披露。法被姿の7人が一糸乱れぬパフォーマンスで観衆を魅了した。

 2014年には「世界最大の傘踊り」としてギネス記録にも認定。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う中止や延期、無観客開催を経て、今夏は4年ぶりに中心市街地での実施にこぎ着けた。

 山陰で開かれる真夏の風物詩を大阪の都心で先取り。代表の池本公貴さん(41)は「華やかできれいな施設で、お客さんの反応も温かかった。緊張もあったが、満点」と笑顔を見せた。今夏に向けて「コロナ禍で踊り子たちもフラストレーションがたまっていたが、今年は発散したい。伝統をつないでいくという意味でも基本踊りを大事にし、一人でも多くに喜んでもらいたい」と爽やかに汗をぬぐっていた。

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