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森友事件 「再調査で真相解明を」 妻ネットで呼掛け

2020年4月2日

 森友事件に絡み公文書改ざんを強いられた財務省近畿財務局職員の自殺を巡り、「真相解明のため再調査してほしい」と妻がインターネット上で呼び掛けたところ、過去最多最速の26万人の賛同が集まり、関係者を驚かせている。

3月28日の俊夫さんの誕生日にケーキを供えた

 呼び掛けたのは、近畿財務局の上席国有財産管理官だった赤木俊夫さん(享年54)の妻。3月18日、国と佐川宣寿元財務省理財局長を相手に裁判を起こし、併せて俊夫さんが書き残した手記を公表したことが、大きな反響を呼んでいる。

 こうした中、妻が同27日、キャンペーンサイトChange.org(チェンジ・ドット・オーグ)で賛同を募り始めた。題は「私の夫、赤木俊夫がなぜ自死に追い込まれたのか。有識者によって構成される第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施して下さい!」

 この呼び掛けに賛同者が殺到し、開始から2日足らずで15万人を超え、今月1日には26万人を突破した。これは日本で始まったこのサイトのキャンペーンでは、過去最多で最も速いという。これを受けてChange.orgの担当者は異例のコメントを出した。

 「残されたご遺族の『知りたい』という思いが、日本の民主主義を信じたい、良くしていきたいという声と共鳴し、広がっているこの動きが届くことを願っています」

 これに応じて妻もコメントを出した。

 「たくさんの応援の声を頂いています。今日(28日)は54歳で亡くなった夫の誕生日です。最高のプレゼントを皆さんから頂きました。本当にありがとうございます」

 妻が俊夫さんの手記を公表し、裁判を起こすのにこの時期を選んだのは深い理由がある。3月7日が俊夫さんの三回忌、22日が自分の誕生日、28日が俊夫さんの誕生日。大切な日が続く3月に大きな決断に踏み切りたかったのだ。

 一方、安倍晋三首相と麻生太郎財務大臣は、故人の手記が公表されても遺族が望んでも「新事実はない」と繰り返し、再調査はしないという考えを改めていない。赤木さんはいずれ、集まった膨大な賛同の署名を安倍首相と麻生財務大臣に届けるつもりだ。


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