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技術革新の創出推進 5G開発・検証拠点開設へ

2020年8月1日

 第5世代(5G)移動通信システムを活用した新ビジネスの創出を目指し、大阪市とソフトバンクなど3者は、製品の開発・検証や体験ができる拠点スペース「5Gオープンラボ(仮称)」を同市住之江区のソフト産業プラザ・TEQS(テックス)内に開設する。9月下旬の予定。5Gの活用を検討する中小企業などを支援し、生産性向上や技術革新の創出を促したい考えだ。

5G関連製品の「展示・体験ルーム」のイメージ図

 5Gは、超高速や超低遅延といった特長があり、さまざまな産業で技術革新を生み出すのに期待が寄せられているのを踏まえた。また、新型コロナウイルスの流行で中小企業のデジタル化の遅れが顕在化する中、施設の開設を通して5G関連ビジネスを振興し、対応を促進する狙いもある。

 5Gオープンラボでは、電波を遮断する設備や試験用基地局を設置した「検証ラボ」を用意。通信環境が整備された中で、5Gやモノのインターネット(IoT)を活用した新たな製品やサービスを開発・検証できる。

 5G活用製品を並べ、デモンストレーションを体験できる「展示・体験ルーム」も併設。企業関係者に実際に体験してもらいながら、5Gへの関心を高め、新たな発想へとつなげてもらう構えだ。

 スペースを開設するソフト産業プラザは同市の施設で、大阪産業局などでつくるAIDOR(アイドル)共同体が運営。先端テクノロジーを生かした製品・サービスを開発する中小企業を支援している。

 7月には、同市とソフトバンク、アイドル共同体が連携協定を締結。ソフトバンクの関連技術と、アイドル共同体が持つ事業化支援を組み合わせるほか、それぞれの企業ネットワークを生かし、セミナーや技術支援、販路開拓などを展開していくことにした。

 大阪産業局IoT・RTビジネス推進部の手嶋耕平部長は「5Gは次世代の社会インフラで、経済波及効果が非常に高い。大阪の中小企業に活用してもらい、いち早くサービス開発につなげてもらえれば」と呼び掛けている。


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