大阪ニュース

脊髄性筋萎縮症に理解を 社会参加考える講演会

2020年8月7日

 神経筋疾患の一つ脊髄性筋萎縮症(SMA)当事者らの、同時双方向通信できる分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」による社会参加を考えるオンライン講演会が9日、開かれる。SMA当事者で、一般社団法人ぐるり代表の今井雅子さん(41)=箕面市=が、参加に向けて準備を進めている。

オリヒメの操作を練習する今井さん=5日、箕面市内

 米国に本社を置く製薬会社バイオジェン・ジャパン(東京都)が、SMAの認知向上や理解促進を目的に、毎年8月をSMA月間として啓発活動を行っており、講演会は活動の一環として企画した。

 オリヒメはカメラやマイク、スピーカーを内蔵し、インターネットを通して、さまざまな場所と利用者をつなぐ。障害のある人が遠隔操作して接客する「分身ロボットカフェ」の取り組みなど、外出が難しい人たちと社会がつながる機会を広げている。

 今井さんは今回の講演会で、初めてオリヒメを操作する。SMA当事者で、オリヒメを通して接客をした仲間の体験談も聞いており、「柔軟な働き方を容認する社会をつくる一つのツールになる」と期待する。

 本番に先立ち今井さんは5日、自宅で操作を練習。ロボットの視点を思った方向に動かせず、悪戦苦闘しながら操作方法を確認した。

 講演会には今井さんのほかに、オリヒメを使ってさまざまな活動に取り組むSMA当事者2人も参加する。今井さんは「SMAの仲間が刺激を受け、今後の生活を楽しく過ごすきっかけにしたい」と意気込む。

 ◇視聴は、バイオジェン・ジャパンのSMA疾患啓発ウェブサイトから申し込める。


サイト内検索