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2人に1人ストレス増 コロナ緊急事態健康影響調査

2020年8月31日

 大阪府が、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が健康に及ぼした影響について、府の健康サポートアプリの利用者を対象に行った調査結果によると、2人に1人はストレスが増えていた。歩数計測機能の結果から、約3割歩数が減少。外出回数や対面での会話が減ったのは約9割だった。こうした状態が続いていけば、生活習慣病や年を取ったときに心身の活力が低下する危険性が高まると結論付けた。

健康サポートアプリ「アスマイル」を紹介したサイト

 調査は、府が提供するアプリ「アスマイル」の利用者を対象に5月27日〜6月14日に実施。健康に関する活動について、緊急事態宣言前と4月7日〜5月21日の宣言中を比較して変化を尋ね、3万9329人から回答があった。

 ストレスについては、「増えた」が56%で、「減った」が10%。特に女性では「増えた」が60%に達していた。

 食生活については、夕食を食べ始める時間が「早くなった」のは38%で、「遅くなった」のは5%と、比較的好ましい影響があった半面、菓子やジュースなどの甘い物を飲食する回数が「増えた」のは35%で、「減った」のは13%と、偏食への影響が見られた。

 身体活動については、自宅で運動する回数が「増えた」のは36%で、「減った」のは15%と、増加割合の方が高かったものの、4、5月の歩数記録は、2、3月と比較して約3割減少していた。20代から70代にかけて、若い世代ほど減少の割合が大きかった。

 外出する回数は「減った」が90%、対面で人と会話する時間が「減った」は88%と、いずれも緊急事態宣言の目的が反映された形だ。

 府は、ストレスや間食回数が増え、会話時間や歩数が減る状況は、生活習慣病をはじめ、年を取ってからの健康状態に悪影響を及ぼすと指摘。新型コロナ対策を徹底する「新しい生活様式」でも健康的な生活を送れるよう、自宅でも取り組める健康づくりの情報提供や、アスマイルの利用促進に努めるという。


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