大阪ニュース

感染再拡大 早期察知 PCR検査キット配布

2021年3月6日

 新型コロナウイルスの感染再拡大を早期に察知するのを目的にしたモニタリング検査が5日、大阪市内の3カ所でスタートした。無症状の通行人を対象に実施し、ブースでは担当者が検査に同意した人たちにPCR検査キットなどを手渡し、郵送による返信をお願いした。結果は専用アプリを通じて本人に通知される。

報道公開された新型コロナウイルスのモニタリング検査のデモンストレーション=5日、大阪市淀川区(代表撮影)

 国が緊急事態宣言の解除された地域などで実施している取り組み。府では繁華街などに設置したスポット配布所で、初日は1日300件を目標に開始した。今後は大学、企業などの団体にも協力を願い、最終的には同千件を目指して実施し、感染状況を確認する。

 希望した府民らは、担当者からの説明を受けた後、専用アプリに登録。返送用の箱などを含めた検査キットを受け取った。

 後日、自宅などで唾液を採取し、指定された民間検査会社に郵送する仕組み。費用は無料で、検査結果が陽性でも届出義務はない。

 府は送られてきた検体の結果を集計し、陽性者数の推移を確認。行政検査ではないため、府の検査数や陽性者には反映されず、本人が改めて保健所で検査し、陽性が確定となった時点で新規感染者数にカウントされる。

 検査に同意した同市内の会社員の男性(40)は「いい取り組みだと思う。キットの説明も分かりやすかった。今日中に自宅に帰ってから送る」と協力。市中感染が広がった状況で「昨年、このようなモニタリングができていれば。個人的には抗体検査の方がありがたい」と話していた。


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