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なにわもっと深掘り 「大阪検定」合格者が研究発表

2021年3月7日

 大阪商工会議所が毎年実施している「なにわなんでも大阪検定」の1級合格者による研究成果発表会が6日、大阪市浪速区の大阪府立大I―siteなんばで開かれた。文学や自転車と観光を結びつける企画の提案など、検定を通じて大阪の魅力を再確認した上で、各自が取り組んだ研究の成果を報告した。

大阪市内で営業していた馬車鉄道の歴史など、各自の研究成果を報告した研究発表会=6日、大阪市浪速区

 2013年から検定1級合格者の中から毎年数人を選出し、府立大の橋爪紳也教授の指導のもと、各自がテーマを決めて1年間研究を行い、発表会を行っている。

 今回は5人が登壇。小説家・織田作之助をはじめとした大阪に縁のある文人や、文学作品の題材になった場所などを巡る観光事業、自転車を活用したマイクロツーリズムのルートなどを提言した。

 中には江戸時代の国学者の再評価や、大阪の馬車鉄道の歴史について独自調査を進め、従来とは異なる資料を発表した人もいた。

 橋爪教授は「大学とは異なり、それぞれユニークなテーマで研究してもらっている。たとえ深掘りした成果が大きくなくても貴重で知的な営みであり、検定の精神にも通じる」と5人の発表を評価した。

 同検定は昨年、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となったが、大商関係者は「今年は感染防止の方法などを模索しながら実施したい」と、前向きに捉えている。


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