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「いのち輝く都市」実現を 医療・健康産業の振興提言

2021年4月10日

 関西経済同友会は9日、2050年の関西の都市像について、医療・健康分野の産業を軸に振興させた「いのち輝く都市」の実現を図るよう各界に求める提言を発表した。産官学が工程表を策定し、世界的なネットワークを形成しつつ、多様な人材の参画を推進するよう求めた。

 2025年大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」が、新型コロナウイルス流行によって、より深い意味を持つ理念になった点に着目。関西の強みとして医療・健康分野を挙げ、行政に「いのち輝く都市」を目指す宣言をするように訴えている。

 「いのち輝く都市」は、「命」の尊厳を尊重。人工知能(AI)やデータ解析といったテクノロジーをてこに、高齢社会や気候変動といった、世界の共通課題を克服した新たな社会を共創する姿を表現した。

 実現に向け、行政や経済界、大学などが医療健康分野を軸に工程表を作成して公表。技術開発だけでなく、生命倫理や個人の権利も研究対象にするよう言及した。

 世界的な研究者らが連携するネットワークの形成のほか、ベンチャー育成を重視。産官学民が連携できる実証実験の場を設け、多様な人材の参画推進を掲げた。


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