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高齢者、表情明るく 松原で接種スタート

2021年4月13日

 65歳以上の高齢者に向けた新型コロナウイルスのワクチン接種が12日、各地でスタート。大阪府内では、他の自治体に先駆けて松原市が同市民体育館で、市内の75歳以上の男女60人に集団接種を行った。同市に供給されたワクチンはすべて市民への接種に回し、次回は21日に行う予定。

府内で先駆けて行われた松原市のワクチン集団接種=12日、同市民体育館

 同市では、接種券を75歳以上の高齢者から配布しており、今回は8日に供給された12本のワクチンで実施した。老人センターなど公共施設で活動する高齢のボランティアから、無作為で60人を抽出して実施した。

 会場では医師や看護師、薬剤師など約50人のスタッフが対応。問診の後、五つのブースに分かれてワクチンを注射した。作業は順調に進み、接種者の待機時間を含め、約1時間で終えた。

 最初に受けた板東翠さん(88)は「打つ前は副反応の心配もあり、どきどきしていたが、全く痛くなかった。感染の不安もきれいに払拭(ふっしょく)できた」と明るい表情。供給が不透明な中でのワクチン接種に「本当にありがたい。これから少しでも早く、多くの人に打てるようになれば」と願った。

 視察に訪れた沢井宏文市長は「早い段階で実行できたことは良かった。供給体制さえ整えばスムーズに行える」と手応え。集団接種での実施について「行動範囲の広い元気な高齢者からの方が、拡大も抑えられると判断した。ワクチンの量で対応し、6月末までに完了させたい」と話した。


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