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コロナ禍で苦境の留学生に食品寄贈

2021年5月3日

 新型コロナウイルス禍で経済的に厳しい状態に置かれている学生を支援しようと、長谷工コーポレーション(大阪市中央区)は、大阪YMCA国際専門学校(同市西区)などに在籍する留学生向けに、災害備蓄品として保管している食品を寄贈した。

長谷工コーポレーション大阪総務部の阿部雅行部長(左)から食品寄贈を受ける留学生の皆さん=大阪市西区

 寄贈を受けたのは、同校のほか、大阪YMCA学院(同市阿倍野区)、神戸YMCA学院専門学校(神戸市)の3校。

 同国際専門学校には、日本語学科などに中国、ベトナムなど16カ国の学生約280人、YMCA学院には日本語学科で21カ国の学生約200人が、それぞれ学んでいる。

 同社のグループ会社が運営するシニアハウス(有料老人ホーム)が、神戸YMCA学院専門学校の母体となる公益財団法人神戸YMCA(神戸市)と協力関係にあることから、3校に寄贈を申し入れ実現した。

 支援した食料品は3校合わせて、アルファ化米が4600食、豚汁2千食、カレー2千食、ラーメン2千食。

 同社大阪総務部の阿部雅行部長は「災害備蓄品として保管されている食品の入れ替えにあたり、持続可能な開発目標(SDGs)の観点からもフードロスの回避や資源活用、留学生支援の側面から実施に至りました」と経緯を話した。

 寄贈を受けた同国際専門学校の古谷佳之学科長も「新型コロナ禍の影響で、アルバイトの時間が削られ収入の減った学生や、母国からの仕送りが減った学生など、経済的に厳しい状態に置かれている学生が多い。学生への支援として、本校としてもありがたく頂きます」と感謝した。

 大阪YMCA国際専門学校での贈呈式に出席した、進学日本語学科のベトナム人留学生、レミンチュンベーさん(22)とロシア人留学生、プシュカレワ・エレナさん(19)の2人は「アルバイト時間が減って大変。とてもうれしい、助かります」と流ちょうな日本語で喜んでいた。


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