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LGBTQ理解へ 国際標準再確認 大阪観光局セミナー

2021年6月10日

 アフターコロナを見据え大阪の観光業のホスピタリティー向上につなげようと、性的少数者(LGBTQなど)の認知や理解を進めるセミナーが9日、大阪市北区のホテル「アロフト大阪堂島」で開かれた。同ホテルの全スタッフ約60人が参加し、性的指向や性自認、性表現は個性であり、どの客にも「満足してもらえる」ようもてなす国際標準を再確認した。

LGBTQツーリズムについて考えるスタッフら=9日、大阪市北区のアロフト大阪堂島

 セミナーは、大阪観光局によるLGBTQツーリズムを推進する施策の一環。LGBTQマーケティングを手掛ける「アウト・ジャパン」(東京都)の会長で、自身もゲイであることをカミングアウトしている小泉伸太郎さんが講師を務めた。

 小泉さんは、LGBTQツーリズムが世界的に大きな市場になっていると説明した上で、大阪では「繁華街にゲイバーが150軒くらいあり、客が来て楽しめる素地はある。自信を持ってほしい」と強調した。

 また、LGBTQ旅行者の特徴にサービスへの厳しい目などを挙げ、ホスピタリティー向上に資する点が多いことを指摘。接客例も解説し、「見た目で判断してはだめ。LGBTでもそうでなくても、目の前にいるお客さまが楽しく満足していただくことが大事」とアドバイスした。

 アロフト大阪堂島は、マリオット・インターナショナルが手掛ける国内2軒目のホテルブランドで、近く開業予定。

 同ホテルの藤井謙治オペレーションマネジャーは「LGBTQの方々を、いかに取り入れビジネスにつなげていくかはもちろん、社会公益性の面からも大阪観光局と一緒になって活動を進めていきたい」と話していた。

ミニクリップ LGBTQ 同性愛者の「レズビアン」「ゲイ」、両性愛者「バイセクシュアル」、出生時の性別と自認する性別が異なる「トランスジェンダー」、性自認や性的指向が特定の枠に属さない人など「クエスチョニング」「クイア」を加えた総称。LGBTQ旅行者をマーケティング対象にした観光施策が世界的に広がっている。

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